堀越学園・解散命令へ:ブロンズ像、競売許さない判決 地裁支部、元理事長の訴え認める /群馬
毎日新聞 2013年3月22日(金)11時19分配信
学校法人堀越学園(高崎市、福田星人理事長)の運営する創造学園大に展示されている荻原碌山作のブロンズ像の競売を巡り、堀越哲二元理事長(65)=横領罪で2年6月判決、控訴中=が「個人の所有物」と主張する第三者異議について、前橋地裁高崎支部(神田温子裁判官)は、堀越元理事長の訴えを認め、競売を許さないとする判決を言い渡した。
判決によると、ブロンズ像は11年7月31日の理事会で原告所有と確認され、他に学園が購入した事実など、所有権の帰属を左右するに足りる証拠はないので、原告の所有であると認めた。
競売を申し立てた教職員側は「理事会議事録は虚偽のものが多く、同議事録も信用性に乏しい」と主張したが、他の議事録に虚偽があったとしても、この議事録が虚偽であることが導かれるものではない、として退けた。【増田勝彦】
3月22日朝刊