浜松商高:プールで生徒、首骨折 業過傷害容疑で校長と教諭、書類送検 /静岡
毎日新聞 2013年3月20日(水)11時14分配信
県立浜松商業高校(浜松市中区)の当時16歳の男子生徒が11年、全校行事の校内水泳大会中に飛び込んだプールの底に頭をぶつけ首の骨を折る事故があり、浜松中央署は19日、同校の男性校長(60)と大会運営責任者の男性教諭(53)を業務上過失傷害の疑いで静岡地検浜松支部に書類送検した。
送検容疑は、教諭は事故が起きた11年9月20日午後、危険なのでプールに飛び込まないよう生徒に危険を注意する指導を怠り、校長は指導の徹底を図らなかった過失があったとしている。
同署によると、事故は市総合水泳場「ToBiO」(同市西区篠原町)の飛び込み用プール(25メートル×25メートル)で起きた。最深5メートルの可動式で、事故発生当時の深さは約1・1メートルだった。同校によると、生徒は現在、自宅で療養を続けている。
県教育委員会は19日、「書類送検を重く受け止め、このような事故を起こさないよう努める」とのコメントを発表した。【高橋龍介】
3月20日朝刊