第三者機関委員に5氏 大津市いじめ対策
京都新聞 2013年3月22日(金)23時19分配信
大津市は22日、いじめ対策で4月に発足する第三者機関「大津の子どもをいじめから守る委員会」の委員に、男子中学生の自殺問題で市の第三者調査委員会委員を務めた大学教授ら計5人が決まったと発表した。
守る委員会は、市に寄せられた情報を受けて調査し、学校や保護者など関係者との調整を担う。
第三者委からは西林幸三郎大阪芸術大教授、松浦善満和歌山大教授が参加する。桜井智恵子大阪大谷大教授と池谷博行弁護士(大阪弁護士会)は、大津市が制度の参考にした兵庫県川西市の「子ども人権オンブズパーソン」の実務経験がある。地元からは荒川葉子弁護士(滋賀弁護士会)が加わる。
また、いじめ対応の具体策をまとめる「行動計画」の策定に助言するため、西林、松浦、池谷、荒川各氏に加え、子ども情報研究センター(大阪市)の田中文子所長、中村豊関西学院大教授の計6人がアドバイザーを務める。