けんかした生徒を「反社会」と表現 札幌の中学で文書流出

けんかした生徒を「反社会」と表現 札幌の中学で文書流出
<北海道新聞3月23日朝刊掲載>(03/23 10:18)

 札幌市内の市立中学校から今春の2年生の学級編成で使う内部文書が流出した問題で、文書に記された生徒を特徴づける項目に「障害」や「反社会」という言葉が使われていたことが22日、分かった。これらの表現は以前から使っているという。市教委は項目の表現に問題があるとして、他校にも同様の例がないか調べるとしている。

 この中学校や市教委によると、文書には複数の項目ごとに生徒名を記載。新2年生は百数十人で、文書に名前が記された生徒は延べ100人という。

 「障害」の項目では、落ち着きがなかったり周囲とうち解けられなかったりする生徒や、いじめに遭っている恐れがある生徒の氏名20人分を記載。「反社会」の項目では、同級生とけんかした生徒の名前を記していた。

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