いじめ:10年6月に県立高女子生徒自殺、調査で認定 県弁護士会、学校に勧告書提出へ /新潟
毎日新聞 2013年3月24日(日)14時35分配信
県内の県立高校3年の女子生徒(当時17歳)が、10年6月に自殺していたことが23日までに分かった。県弁護士会は学校でいじめがあったとして、同校にいじめの事実を認め再発防止に取り組むよう勧告書を25日に提出する。同会はいじめと自殺の因果関係は不明としている。
同会によると、女子生徒は高校1年時から、授業中などに体臭に関する陰口を言われたりあだ名で呼ばれたりするなどしていた。女子生徒は10年6月、「臭いと言われ悩んでいた」という趣旨のメモを残して自宅で自殺したという。
その後の学校側の調査では、いじめの事実が認められなかったため、女子生徒の両親が11年夏ごろ、県弁護士会に人権救済の申し立てをした。同会は女子生徒の残したノートなどを基に調査。その結果、「あだ名の命名や流布、体臭の指摘はいじめに該当する」として、学校側へ事実を認め再発防止を徹底するよう勧告書を提出することを決めたという。
同会は学校名を非公表としている。【塚本恒】
3月24日朝刊