現金や児童指導票146人分 那須塩原の小学校で盗難 栃木

現金や児童指導票146人分 那須塩原の小学校で盗難 栃木
産経新聞 2013年3月27日(水)7時55分配信

 那須塩原市教育委員会は26日、市内の小学校で職員室に保管されていた1〜5年の5学級、計146人分の児童指導票が紛失、盗まれたとして那須塩原暑に被害届を出したと発表した。同校で平成23年6月〜昨年9月に計6回、職員室から現金約33万円がなくなっていたことも明らかにした。

 市教委によると、今年2月25日、1年生の学級担任の女性教諭から「児童指導票がなくなっている」との申し出があり、全教員が確認したところ、3〜5年の4学級の児童指導票の紛失も判明。いずれも鍵がかからない机の引き出しで保管していた。

 児童指導票は児童や保護者、家族の氏名と住所が記載された「児童票」と家庭訪問や生活行動などについて書かれた「個人の記録」で構成されている。

 また、昨年9月には女性教諭が職員室の机に保管していた約10万円がなくなっているのに気付き学年主任に報告。調査の中で別の教諭の現金盗難も判明した。担任する学級の児童から集金した教材購入費などで、校長が「保護者と教員の信頼関係を保つため」などとして個人で補填(ほてん)していた。

 大宮司敏夫教育長は「児童や保護者には心からおわびしたい」と陳謝した。

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