女子柔道部員に体罰、暴言=県立高教諭を懲戒免職―宮崎
時事通信 2013年3月29日(金)17時41分配信
顧問を務める女子柔道部の部員に体罰や暴言を繰り返したとして、宮崎県教育委員会は29日、県立宮崎商業高校の菊川慶一教諭(54)を懲戒免職処分にしたと発表した。同教諭は「指導として行ったが、大変申し訳ない」と話したという。
県教委によると、菊川教諭は2004年、顧問に就任。遅くとも10年7月以降、女子部員の頭や顔を拳で殴ったり腹を足で蹴ったりする体罰を加え、「ブス」「ブタ」などの暴言を繰り返した。11年には当時1年生の左耳の鼓膜が破れるけがをさせた。12年9月、2年生部員の後頭部やふくらはぎをたたき1週間の打撲傷を負わせたとして書類送検された。
さらに、宮崎市が選手に支給する奨励金を、部員や保護者に無断で申請し、計41万円を受領した。保護者らは「一切受け取っていない」と話しているという。
飛田洋教育長の話 生徒や保護者に深くおわびする。服務規律の順守を徹底する。