「いじめ認定」書面提出 大津中2自殺訴訟で遺族側
京都新聞 2013年4月1日(月)23時49分配信
大津市で2011年10月、中学2年の男子生徒が自殺し、遺族が市や同級生らに計約7700万円の損害賠償を求めている訴訟で、遺族側は1日、これまで主張していたいじめが、事実解明にあたった市の第三者調査委員会の報告書で認定された、とする書面を大津地裁に提出した。9日の第6回口頭弁論で主張する。
訴訟関係者によると、学校のトイレでの暴行や顔への落書き、自殺の練習など、遺族側が陳述していたいじめについて、それぞれ報告書の内容を引用し、「(男子生徒が)いじめられていたことは明らかだ」などと指摘している。
書面では、頻繁にメガネを取られ同級生の間で回される▽女子生徒への告白を強要される▽廊下で土下座させられる−など、遺族側が主張していなかったいじめも第三者委によって認定された、としている。