堀越学園：高崎医専国家試験合否保留 学生ら「早急決定を」県に要請 ／群馬
毎日新聞 2013年3月30日(土)13時15分配信
厚生労働省が堀越学園が運営した高崎医療技術福祉専門学校の学生について、理学療法士と作業療法士の国家試験の合否決定を保留している問題で、同校などの学生や保護者で組織する「（堀越学園）あしたの会」は２９日、厚労省に早急な合否決定を求めるよう同校を所管する県に要請した。
厚労省によると、保留になっているのは２６人。合格には卒業証明書を提出する必要があるが、一部の学生の証明書が別の学校長名で提出されており、厚労省が取り扱いを検討している。合格発表は同日午後２時だったが、同校の受験生については厚労省のホームページで「決定次第、随時公表します」とし、発表が見送られた。
厚労省は同校の受験生へは２７日付で保留に関する通知を郵送したほか、同校を通じて連絡したとしている。一方、２９日に県庁を訪れた同校の生徒らは「（２９日の）報道で初めて知った。就職が決まっている子もいるのにどうしていいかわからない」と涙ながらに訴えた。【喜屋武真之介】
３月３０日朝刊