大津いじめ訴訟 眼鏡隠しなど追加 遺族側、準備書面提出
産経新聞 2013年4月2日(火)7時55分配信
大津市立中2年の男子生徒が自殺したのはいじめが原因として、遺族が市や加害者とされる同級生らに計約7720万円の損害賠償を求めた訴訟で、大津地裁で今月9日に開かれる第6回口頭弁論を前に、遺族側が1日、市の第三者調査委員会が認定した新たないじめ行為を主張する準備書面を地裁に提出した。
代理人弁護士によると、準備書面で遺族側が新たに挙げたのは、眼鏡を隠しながら回す▽女子生徒に告白を強要する▽土下座させる−など、これまで全校アンケートになく訴訟でも主張していなかったが、調査委が認定した行為。今後、必要があれば学校や市教委の過失についても調査委の報告書に基づいて主張するという。