いじめ検証に第三者委高3女子自殺で県設置 新潟
産経新聞 2013年4月3日(水)7時55分配信
平成22年6月に自殺した県立高3年の女子生徒について、校内でいじめがあったとして県弁護士会が高校に再発防止を勧告した問題で、県は2日、学校側の調査結果を検証するため、学識経験者らで構成する第三者委員会を設置する、と発表した。
委員は5人程度で、教育専門家、弁護士、医療関係者、福祉関係などから選出し、近く初会合を開く。第三委では遺族や勧告にかかわった弁護士、当時の校長などから意見を聞くなどして報告書をまとめる。報告書は泉田裕彦知事に提出し、泉田知事自ら遺族らに報告する。
高校は女子生徒の自殺後、両親に「いじめはなかった」と報告。両親の人権救済申し立てを受けた弁護士会が調査した結果、女子生徒は1年のときから嫌なあだ名を付けられたりするなどのいじめを受けていたことがわかり、教員らが女子生徒の言動に注意していれば早期に発見できたと勧告した。