(朝鮮日報日本語版) 「教師が左寄り教育」 高校生が教育庁に請願
朝鮮日報日本語版 2013年4月3日(水)11時3分配信
高校生が国語担当の教諭による左寄りの教育を問題視し、教育庁(教育委員会に相当)に請願を行っていたことが分かった。
江原道教育庁と、生徒が通っている高校が2日発表したところによると、この高校に通う2年生の男子生徒(17)は昨年11月、同道教育庁に「国語担当の教諭が授業中、左寄りの教育をしている」として請願書を提出したという。男子生徒は「問題の教諭は教室に左寄りの内容の詩を張りだし、授業中には北朝鮮が主張する『高麗民主連邦共和国』を支持する発言をしたほか、故・金大中(キム・デジュン)、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)両元大統領を賛美する一方、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を『独裁者の娘』と批判した」と主張している。
請願を受理した同道教育庁と学校側は、問題の教諭に対し調査を行い「当該教諭には、生徒たちのうち、たとえ1人でも異なる考えを持つ可能性があるということを伝え、他人の考えを尊重するよう要請し、教諭からは『今後は生徒たちと賢く円満な意思疎通を図るよう気を付ける』との返答があった」との回答を男子生徒に送った。
だが男子生徒は、問題の教諭がその後も左寄りの教育を続けていると主張している。男子生徒は「問題の教諭による左寄りの教育は、約束と違い、さらに深刻化している。また問題の教諭のほか、地理担当の教諭も左寄りの教育をしており、近く再び請願を行うつもりだ。政治的な中立を守らなければならない公立学校の教師たちがこのような教育をしてはいけないと思い、請願を行うとともに、メディアにも知らせた」と話している。