県教委:処分を非公表 08年度から5年間で4件5人 文科省にも報告せず /宮崎
毎日新聞 2013年4月7日(日)14時22分配信
県教委が、08〜12年度に児童・生徒へのセクハラ行為で教員を免職にするなどした懲戒処分4件を公表せず、文部科学省へも報告していなかったことが分かった。3月、文科省の指摘を受けて報告した。県教委は「件数は公表する方向で検討する」としている。
県教委教職員課によると、非公表にしていたのはこの5年間の4件5人。内訳は08年度が2件3人(上司1人を含む)▽11年度が1件1人▽12年度が1件1人。08、11年度はセクハラ行為で、うち2人を免職処分にした。
同課は公表しなかった理由を「被害を受けた児童・生徒が特定される恐れがあった」と説明。文科省へ報告しなかったのは「教育委員会会議が出さないと決めたため」という。
免職処分でも、委員会が非公表扱いと判断すれば、文科省を含め外部には全く分からない状態になっていた。【百武信幸】
4月7日朝刊
世間ではこれを「もみ消し」と言います