熊本の県立高女子生徒が自殺 メモに「学校生活つらい」
朝日新聞デジタル 2013年4月14日(日)20時43分配信
【日高奈緒、籏智広太】熊本県教育委員会は14日、同県山都町の県立高校に通う女子生徒(17)が、自殺したと発表した。女子生徒の携帯電話のメモ機能には学校生活がつらかったといった言葉が書かれていたといい、県教委と高校はいじめの可能性も含めて調査する。女子生徒の父親は朝日新聞の取材に対し、「だれが読んでもいじめがあったとしか思えない」と話した。
県教委などによると、11日午前7時10分ごろ、女子生徒が自宅敷地内の納屋で首をつっているところを父親が発見。病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
女子生徒の携帯電話のメモ機能には「つらい学校生活を送っていた」などと書かれており、ほかにも遺書と思われるような文言が書かれていた。「いじめ」という言葉や特定の生徒の名前は書かれていなかったという。女子生徒の両親は13日、学校に自殺の原因の調査を求めた。
同校によると、女子生徒はこれまで学校を休んだことはなく、亡くなる前日も変わった様子はなかったという。2年生の女子生徒は取材に対し、「亡くなる前から仲間はずれにされているといううわさがあった」と話した。