上峰の私立保育園横領:元事務長に有罪判決−−地裁 /佐賀
毎日新聞 2013年4月16日(火)13時1分配信
上峰町の「私立ひよ子保育園かみみね」から預かった代金約80万円を着服したとして業務上横領罪に問われた吉野ケ里町石動、元同園事務長、米倉堅被告(63)の判決が15日、佐賀地裁であり、杉田友宏裁判官は懲役2年執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
判決によると、米倉被告は10年9月と12月の計2回、園長から、教育プログラムを担当する委託業者への代金として現金計約80万円を預かり、振込先の同園理事長名義の銀行口座に入金せず、横領した。金は遊興費や借金返済に充てていた。杉田裁判官は「信頼を逆手に横領を繰り返した」と批判した。
米倉被告は05年、東脊振村(現吉野ケ里町)助役を辞職し、06年4月の吉野ケ里町長選に出馬し、落選。08〜11年に同園の事務長を務めていた。
4月16日朝刊