使途不明金に厳しい声 仲西中で説明会

使途不明金に厳しい声 仲西中で説明会
沖縄タイムス 2013年4月20日(土)9時58分配信

 【浦添】仲西中学校(生徒数約1千人)で内部規則に違反して元臨時職員が管理していた教材費や給食費約800万円超が使途不明になっている問題で、松本哲治浦添市長や津波清教育長は19日、同校で説明会を開いた。保護者や市民ら約150人が参加。「臨時職員の使い込みを肩代わりするのは犯罪ほう助だ」「市教委は昨年7月に事態を把握後なぜ今日まで説明しなかったのか」などと問いただした。市内の学校を対象とした金銭管理の実態調査、監査体制の見直しを求める声も上がった。
 午後7時から2時間弱開かれた。冒頭、松本市長らが謝罪後、経過説明。同市長は「子どもたちに信頼してもらえるようこれからしっかり取り組んでいきたい」と述べ、使途不明金を肩代わりした元校長と元教頭の行政処分を検討する考えを示した。
 13人が質問。中には仲西中の現校長と元校長に「萎縮せず学校運営に当たってほしい」などのエールもあり、現校長が「私は元校長を信頼、尊敬している」と涙をぬぐう場面もあった。
 同校と元校長が現在勤務している中学校は、19日までに生徒への説明会を開いたという。

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