元臨時教諭を書類送検 蕨署、暴行の疑いで
東京新聞 2013年4月20日
戸田市の市立中学校の特別支援学級で、男子生徒が体罰を受けたとされる問題で、蕨署は十九日、暴行の疑いで、同校の元臨時教諭の男性(30)=昨年六月に依願退職=を書類送検した。
送検容疑では、昨年五月ごろ、担任をしていた特別支援学級の体育の授業中、当時二年の男子生徒の顔を手でたたいたとされる。生徒にけがはなかった。署によると、元教諭は容疑を認めている。
学校に昨年、内部告発があり、調査した市教委や県教委は「不適切な指導だった」としたが、体罰とは認定しなかった。元教諭は市教委などに「しっかりやってもらいたいという思いだった」と話していたという。
署は、三月に生徒の保護者から「暴行を受けた」との上申書が提出されたのを受けて、捜査していた。