浜松・中2転落死:いじめ自殺、父親が被害届提出へ 「責任の所在明確に」 /静岡
毎日新聞 4月25日(木)13時19分配信
浜松市中区で12年6月、自宅マンション屋上から市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が転落死した問題で、生徒の父親(48)が23日に浜松中央署を訪れ、今後被害届を提出する意向を伝えた。
取材に答えた父親は「警察にきちんと捜査をしてもらい責任の所在を明確にしないと、いじめはなくならない」と話した。同市教育委員会が設置した第三者委員会は昨年12月の調査報告書で、生徒の転落死は自殺で、背景にいじめがあったと結論づけた。生徒が塾や学校で何度も悪口を言われ、自転車をけられるなどして「精神的苦痛を感じていた」などと指摘している。
被害届の内容は今後、父親と同署で協議する。同署は「意向を尊重するよう対応したい」と話しており、市教委の報告書の内容を検討した上で、被害届が提出されれば受理する方針だという。【平塚雄太、高橋龍介】
4月25日朝刊