佐賀学園サッカー部監督、体罰繰り返し謹慎処分
読売新聞 2013年5月2日(木)8時2分配信
佐賀市の私立佐賀学園高校サッカー部監督の男性教諭(51)が、男子部員への体罰を繰り返したとして、4月に部活動指導の無期限謹慎処分を受け、監督を外されていたことが同校への取材でわかった。
教諭は1月に体罰で文書訓告処分を受け、3月にも体罰を行っていた。
同校によると、教諭は2005年4月から同部顧問、09年3月から監督を務めていた。昨年12月上旬、練習中のグラウンドで、「気が抜けたプレーをした」などとして、平手で部員(当時1年)の顔を2回たたいた。学校の自主的な体罰調査に教諭が自己申告し、学校側は今年1月29日、文書訓告処分とした。
しかし、教諭は3月下旬にも、練習中にミスをした別の部員(同2年)の腹を拳で数回突いたことが、生徒や保護者らへの聞き取り調査でわかった。2人の部員にけがはなかった。
学校の調査で、教諭が昨年4月以降、2件以外にも、他の複数の部員に対して練習中に平手でたたくなどの体罰を加えたり、「ぼこぼこにするぞ」といった暴言を吐いたりしていたことが判明。4月16日に部活動指導の無期限謹慎処分とした。