通知表評定ミス:葛西二中、2年生の「技術・家庭科」 /東京
毎日新聞 2013年5月10日(金)10時34分配信
江戸川区は9日、区立葛西第二中(同区喜田町、仁井田孝春校長)での昨年度末の通知表で、2年生(現3年生)の「技術・家庭科」の評定に計算ミスがあり、生徒127人に誤って低い成績を付けていたと発表した。学校は生徒に謝罪し、当時の2年生全員(188人)の通知表を作成し直して再配布する。
ミスがあったのは、昨年度1年間の成績として、3学期末に5段階で評価する「学年」の項目。本来は技術分野と家庭分野との成績の合算で評定すべきところを、2年生の成績に3学期分の家庭分野を加算し忘れたため、127人分の評定が本来より低く記載されてしまったという。
今年4月に3年生の担任教師が家庭訪問を行った際に、保護者から2学年末の技術・家庭科での成績低下を相談されたことで発覚した。再調査した結果、ミスがあったのはこの学年だけだったという。区教委の松井慎一指導室長は「生徒と保護者に深くおわび申し上げます」として、チェック体制の見直しを図るとしている。【泉谷由梨子】
〔都内版〕
5月10日朝刊