生徒の父「あまりに軽い」=担任の減給処分に―大津いじめ自殺
時事通信 2013年5月17日(金)20時17分配信
大津市で2011年10月、いじめを受けていた中学2年男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、滋賀県教育委員会が担任だった男性教諭(41)を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分としたことを受け、生徒の父親(47)は17日、「いじめへの不適切な対応を考えると、処分はあまりにも軽い」とのコメントを、代理人を通じて発表した。
父親は、男子生徒の自殺直後、学校と大津市教委がいじめの存在を認めていたことを挙げ、「(教諭の)いじめへの対応が不適切だったことは明らかで、すぐに責任を問うことができたのに、なぜ1年半も必要だったのか」と批判した。その上で、「教員はいじめに関する研修や教育を重ねた専門職だ。気付かなかったでは済まされないということを、全ての教育関係者に訴えたい」とした。