女子高生の頭部にやり刺さる…大学生ら書類送検
読売新聞 2013年5月20日(月)23時25分配信
広島県福山市の福山平成大グラウンドで昨年7月、競技用のやりが女子高生の頭部に刺さった事故で、県警福山北署は20日、やり投げ練習をしていた同大学3年の男子学生(20)と、陸上部監督の男性講師(62)を業務上過失傷害容疑で広島地検福山支部に書類送検した。
発表では、男子学生は周囲の安全を十分確認せずにアルミ製のやり(長さ約2・6メートル)を投げ、約60メートル先にいた県立高2年の女子生徒(16)の左側頭部に直撃させた疑い。講師は必要な安全措置を取らなかった疑い。いずれも容疑を認めている。
事故当時、女子生徒は高校陸上部のマネジャーで、練習のために同大学グラウンドに来ており、やり投げ練習の目標となっていた砂場近くを歩いていた。
女子生徒は事故後、一時意識不明となったが、徐々に回復。現在、右手足などに後遺症があるが、リハビリに励んでいるという。