新富の中2自殺:遺族の損賠訴訟、町側は争う姿勢−−宮崎地裁・口頭弁論 /宮崎

新富の中2自殺:遺族の損賠訴訟、町側は争う姿勢−−宮崎地裁・口頭弁論 /宮崎
毎日新聞 2013年5月21日(火)15時47分配信

 新富町の中学2年の男子生徒が2011年に自殺した問題で、遺族が、いじめが原因だった可能性があるのに学校側は十分に調査せず精神的な苦痛を受けたとして、町に慰謝料など286万円を求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、宮崎地裁(末吉幹和裁判長)であった。町側は請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を示した。
 男子生徒の母親(49)は「『学校でいじめを受けている』と言っていた息子の姿が目に焼き付いて離れない。真実を教えてほしい」と意見陳述した。
 訴状などによると、男子生徒(当時14歳)は「級友からいじめを受けている」と訴え、11年11月、自殺した。両親は学校などに真相解明を求めたが、学校側は調査を怠ったとしている。【中村清雅】
5月21日朝刊

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