飲酒当て逃げ:県教委、教諭を懲戒免職処分 /佐賀

飲酒当て逃げ:県教委、教諭を懲戒免職処分 /佐賀
毎日新聞 2013年5月18日(土)14時48分配信

 鹿島市内で飲酒後、車で物損事故を起こしてそのまま帰宅し、道交法違反容疑(事故不申告など)で書類送検されたとして県教委は17日、同市立能古見小の今泉憲保教諭(41)を懲戒免職処分にしたと発表した。教諭は飲酒運転では検挙されていないが、県教委は本人の申告や飲酒の際の同席者への聞き取りから当時の状況を確認し、免職が相当とした。
 県教委によると、教諭は4月27日午前1時半ごろ、白石町東郷の国道207号で自家用車を運転中、道路沿いにある自動販売機に衝突したが、通報せず、そのまま運転して帰宅したとされる。26日夜、学校関係者と保護者の懇親会に出席し、ビールや日本酒を飲酒した後、車で大町町の自宅に帰る途中だった。翌27日、県警が任意で教諭の呼気をアルコール検査したが、基準値以下だったため、検挙されなかった。
 牟田清敬・県教育委員長は「飲酒運転をし、当て逃げの不祥事が起きたことは大変遺憾。再発防止を図るため教職員の服務規律を徹底する」とコメントを出した。また、鹿島市教委は20日にも指導・監督が不十分だったとして同校長に文書訓告を、教頭に口頭訓告を出す予定。【春田周平】
5月18日朝刊

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