鹿児島県の職員千人が上海で研修、その目的は…
読売新聞 2013年5月30日(木)17時51分配信
鹿児島県は29日、7月〜来年3月に職員約1000人を順次、中国・上海に派遣する海外研修を実施すると発表した。
県は、利用客が伸び悩む鹿児島―上海間の定期航空路線の利用客増が主な目的だとしており、6月一般会計補正予算案に交通費や宿泊費など経費として1億1800万円を計上した。1000人規模の海外研修は全国的にも例がなく、「公費の使い方として不適切だ」との批判もある。
対象は一般行政職員500人と教職員500人。50人ずつ20班に分け、県上海事務所で上海の産業について説明を受けたり、現地の行政機関や教育・文化施設を視察したりする。水曜に鹿児島を出発し、土曜に帰国する3泊4日の予定。
県は研修を決める前に、国が求める地方公務員の給与引き下げに応じる措置として、特別職や管理職の給与や手当を計1億3000万円削減する方針を決めていた。関連条例案を6月議会に提案する。県財政課は「(給与や手当の)削減分を研修費に充当したと考えてもらっていい」と説明している。
官の不正のやり方でも教わりに行くんじゃないでしょうか