大津・中2自殺:いじめ対応検証、回答今月に 市教委、また先送り /滋賀
毎日新聞 2013年6月1日(土)14時15分配信
いじめを受けていた大津市立中学2年の男子生徒の自殺を受け、越直美市長が市教委と学校の対応についての検証結果を再回答するよう求めていた問題で、市教委は目標としていた5月末までの提出を断念した。「学校運営のあり方を見直すため、時間がかかっている」という。
第三者調査委が1月に出した報告書は、市教委や学校に情報の隠蔽(いんぺい)があったとして、越市長への検証報告を求めた。市教委は2月に回答を提出したが、越市長が「内容が不十分」として再回答を要求。市教委は当初、昨年度内に提出予定だったが断念し、4月には富田真教育長が5月末をめどとする方針を示していた。
市教委によると再回答は、教員の資質▽学校の組織マネジメント力▽市教委の危機管理体制−−の3項目に重点を置いてまとめているという。富田教育長は取材に「6月の早い段階で質の高い再回答を提出したい」と述べた。【石川勝義】
6月1日朝刊