廿日市の中3女子自殺:「経緯や背景解明を」 市調査委が初会合 /広島

廿日市の中3女子自殺:「経緯や背景解明を」 市調査委が初会合 /広島
毎日新聞 2013年6月2日(日)12時54分配信

 廿日市市の中学3年生の女子生徒(14)が自殺した問題を受け、同市教委は1日、調査委員会の初会合を開いた。事務局が教職員や生徒に行った聞き取り調査内容を報告し、委員長に市教委の奥典道教育長、副委員長に高橋超・広島大名誉教授が選ばれた。今後月2回程度開催し、9月に最終報告書をまとめる。
 同委員会は、臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーや同市公立中学校長会会長ら7人で構成。会議では、冒頭で奥委員長が「専門家の皆さんから意見を頂き、経緯や背景の解明、再発防止が達成できるよう協力をお願いします」とあいさつした。その後は非公開で行われた。
 会議終了後に記者会見した奥委員長によると、生徒への聞き取り調査は、中3の生徒全員と女子生徒と関係の深かった生徒に対し、学校職員が臨床心理士の資格を持つ市の職員と共に「カウンセリングを兼ねて」(奥委員長)実施したという。生徒へのアンケート調査など追加調査が必要かどうかは22日開催の次回以降に話し合う。
 女子生徒は5月7日、自宅で自殺を図り、翌8日未明に死亡。今年2月に担任教諭らに友人関係のトラブルを相談していた。【高橋咲子】
6月2日朝刊

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