小学校トイレにデジカメ 草津 男性教諭が設置
京都新聞 2013年6月3日(月)23時9分配信
草津市教育委員会は3日、市立小学校の40代後半の男性教諭が5月31日、勤務先の校内の女子トイレに小型デジタルカメラを設置した、と発表した。男性教諭は自宅謹慎している。
同市教委によると、同日午前10時半ごろ、女児が校舎3階にある女子トイレの洋式便器の内側に、テープで貼り付けてある小型カメラを見つけた。
学校で全職員対象に状況を確認中、男性教諭が校長に「自分が設置した。初めて使うので、どのように写るか確かめたかった。大それた事をした」などと申告した。学校は同日夕、草津署に届け出た。カメラに画像は記録されておらず、同署は建造物侵入などの疑いで調べている。
教諭は昨年度、精神疾患の治療のため、計約9カ月の特別休暇と休職をへて、今年4月に職場に復帰。現在も服薬中という。学校は4日、保護者説明会で教諭の行為などを報告する。市教委は「子どもや保護者の信頼を著しく損ねた。県教委などと連携し、厳正に対処する」としている。