「元妻と心中しようと思った」神奈川・伊勢原の切りつけで元夫
産経新聞 2013年6月5日(水)12時55分配信
神奈川県伊勢原市の路上で女性(31)が刃物で切りつけられ重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された元夫の貞苅(さだかり)詩門(しもん)容疑者(32)が「元妻と心中しようと思った」と供述していることが5日、県警への取材で分かった。
県警によると、貞苅容疑者は犯行動機について「アルカ(貞苅容疑者が創り出した架空言語)が完成し、漫然とした日々を無気力に過ごす中、母が出ていき、母の年金に頼っていた私は生きる術がなくなり、一気に自暴自棄になって元妻と心中しようと思った」と供述している。
ただ、貞苅容疑者の母親(57)が年金を受け取れる年齢でないことから県警が慎重に調べている。
また、貞苅容疑者の依頼を受けた母親が平成23年11月に女性の自宅を特定後、貞苅容疑者と母親の2人で「1回か2回、様子を見に行った」とも供述。その際、女性と会話をするなどの接触はなかったという。
今年4月に貞苅容疑者が母親を通じて探偵業者に「女性の暮らしぶりを知りたい」と依頼したことについては、「子供(6歳の長男)がちゃんと学校に通っているか知りたかった」と説明しているという。