750万円賠償で和解へ 大津市とけがの元生徒

750万円賠償で和解へ 大津市とけがの元生徒
京都新聞 2013年6月3日(月)23時19分配信

 大津市の市立打出中の水泳部員だった女子大学生(20)が、部活動中にプールの排水作業で両手にけがを負ったとして、市などに約1750万円の損害賠償を求めた訴訟で、大津市は3日、約750万円を支払い和解すると発表した。10日に開催される大津市議会通常会議本会議に、和解についての議案を提出する。
 大津市によると、06年4月6日、当時中2だった女性ら水泳部員が、顧問教諭(54)の指示で、学校のプールの排水作業を行ったところ、排水バルブにはめこまれた金属製の補助棒が、引き上げた際にバルブから外れて落下。女性の両手指が補助棒の下敷きになり、左手中指が押しつぶされるなどのけがを負ったという。昨年8月に女性が大津地裁に提訴。今年5月上旬、市に対して既払い分(50万円)を除く和解金約760万円を支払うよう求めた和解勧告が出されていた。市は「事故から7年経過し、裁判所からの和解勧告を重く受け止め、早期解決を図る」としている。

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