堀越学園:東京地裁、破産手続き開始 9月に債権者集会 /群馬

堀越学園:東京地裁、破産手続き開始 9月に債権者集会 /群馬
毎日新聞 2013年6月6日(木)12時45分配信

 文部科学省の命令で解散した学校法人堀越学園(高崎市)について、東京地裁が破産手続きの開始を決定したことが5日、明らかになった。決定は4日付で、破産管財人に選任された弁護士が取材に答えた。文科省によると、2012年3月末時点の負債は約45億円。
 学園の清算人として福田星人前理事長ら3人の前理事が登記されているが、業務は破産管財人に引き継がれる。破産管財人は旧経営陣から聞き取りなどをして、財産の状況を調べる。債権者集会は9月18日に開かれる。
 手続きが開始されたことで、決定前を含めて債権者を害する目的で、業務や財産の状況に関する帳簿、書類などを隠滅、偽造、変造したことがわかれば破産法により罰せられる。
 堀越学園は今年3月28日、「学校運営のための資金、必要な財産がない」などの理由で、文科省に解散を命じられ、運営する創造学園大や専門学校、幼稚園が閉校・園となった。施設建設費を貸し付ける日本私立学校振興・共済事業団(東京)が4月4日、東京地裁に第三者破産を申し立てていた。学園は即時抗告できるが、決定の効力は失われない。【増田勝彦】
6月6日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする