酒気帯び運転:逮捕の35歳教諭、懲戒免職 撲滅条例施行以降、県教職員で初の処分 /福岡
毎日新聞 2013年6月7日(金)15時35分配信
県教委は6日、酒気帯び運転をしたとして逮捕された八女市立西中の陣内聡一教諭(35)を懲戒免職処分にした。県教委によると、昨年4月に県飲酒運転撲滅条例が施行されてから県教職員が飲酒運転で処分されるのは初めて。
県教委によると、陣内元教諭は今年4月12日夜、八女市内で開かれた同中学校教職員の歓送迎会2次会に途中から参加し、ビールをグラス3杯飲んだ。翌13日未明にスナックでもウイスキー水割りを2杯飲み、食事をした後、市内の同僚宅で話しているうちに寝入った。午前5時ごろに目が覚めて駐車場から自家用車を運転して帰宅中、パトカーに停止を求められた。呼気1リットル当たり0・3ミリグラムのアルコールが検出され、現行犯逮捕された。5月20日付で八女簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。
陣内元教諭は「酔いが覚めていると思った。軽率な行為で反省しており、深くおわびします」と話しているという。県教委は「県を挙げて飲酒運転撲滅に取り組んでいる中、重大な事案が起き、県民に大変申し訳ない。改めて再発防止の徹底を図りたい」とコメントしている。【早田利信】
〔福岡都市圏版〕
6月7日朝刊