<横領>中学女性職員が徴収金着服の疑い 

<横領>中学女性職員が徴収金着服の疑い 
毎日新聞 2013年6月11日(火)8時21分配信

 兵庫県西宮市教委は10日、同市立中学校の女性事務職員(47)が修学旅行費などの学校徴収金約260万円を横領したと発表した。女性職員はこれを含め計1400万円以上を着服し、自宅や車のローンなどに充てたと認めているという。市教委は女性職員を業務上横領容疑で同県警西宮署に刑事告発する方針。

 市教委によると、女性職員は2012年10月と13年1月、徴収金を管理していた金融機関の口座から現金計約260万円を引き出したという。市の内規は、学校徴収金は修学旅行費や副教材費など会計ごとに校長名義の通帳で管理するよう定め、通帳間での送金は禁止している。だが、女性職員は通帳間での送金を繰り返すことで、監査をすり抜けていた。校長は「信頼していて見抜けなかった」と話しているという。

 女性職員は09年4月から同中で徴収金の管理を担当。今年5月、3年生の修学旅行費の前金約1400万円が旅行会社に支払われず、問題が発覚。女性職員は「ローンや子どもの学費に使った。申し訳ない」と話しているという。【藤顕一郎】

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