複数教職員が不正経理 「預け金」京大、3社取引停止

複数教職員が不正経理 「預け金」京大、3社取引停止
京都新聞 2013年6月13日(木)9時39分配信

 京都大の学内調査で、霊長類研究所などの複数の教職員による不正経理があったことが12日、分かった。京大は不正経理に関わった納入業者3社を5〜8カ月間の取引停止措置にしている。
 調査は、元薬学研究科教授の辻本豪三被告=収賄罪で公判中=への捜査を受けて全学で進めている。これまでに元教授のほか、既に退職した3人の教職員による計約137万円の不正経理が判明している。
 関係者によると、霊長類研究所などの教職員が、架空取引で代金を業者に管理させる「預け金」と呼ばれる不正経理を行っており、関与した京都市の写真業者、名古屋市の試薬販売業者と事務機器販売業者の計3社を取引停止にした。不正経理の金額は明らかにしていない。
 京大は「預け金」の返還を求めるとともに、関与した教職員の処分を検討している。

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