部活出張旅費など72万円不正受給、高校教諭を懲戒免職 新潟県教委

部活出張旅費など72万円不正受給、高校教諭を懲戒免職 新潟県教委
産経新聞 2013年6月18日(火)14時8分配信

 新潟県教育委員会は出張旅費などを不正受給したとして高校教諭を免職、生徒に体罰を行ったとして高校教諭1人を停職3カ月、高校と中学の教諭5人を戒告処分にしたと発表した。いずれも17日付。

 免職となったのは、県立巻高校(新潟市)の阿部徳之教諭(47)。県教委によると、当時勤務していた県立三条商業高で平成20〜24年度、運動部の活動指導で出張旅費や教員特殊業務手当など約72万円を不正受給していた。今年度の担当者が当時の生徒会遠征補助費の書類を調べた際、部員ではない生徒が含まれていたことから発覚した。

 停職3カ月は、下越地方の県立高の50代男性教諭。昨年12月に部活動指導中、生徒のほおを平手で数回たたき、後頭部や顔をひざで押さえつけたことで、両ほおと左目上がはれ、鼻血が出るけがをさせた。戒告は、生徒を平手でたたくなどした下越地方の県立高の40代男性教諭2人、生徒をけるなどした中越地方の中学の40代男性教諭3人。

 また、県教委は、今年度採用した30代から50代の小学校教諭1人と中学校教諭2人の採用を4月1日にさかのぼって取り消したと発表した。義務づけられている教員免許の更新講習修了手続きを怠っていた。

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