別の講師も無免許授業 受講生は41人に 三重・白山高

別の講師も無免許授業 受講生は41人に 三重・白山高
朝日新聞デジタル 2013年6月20日(木)3時2分配信

 2011年4月以降、家庭科の免許を持たない女性講師に家庭科の授業をさせていた三重県立白山高校(津市、上野修弘校長)で、10年4月からの1年間にも、家庭科の免許を持たない別の男性講師に授業をさせていたことが19日、わかった。無免許授業を受けた生徒は卒業生を含め、計41人に上る。

 同校によると、男性講師は20代で、10年4月に福祉教科の担当として期限付きで採用された。この講師が家庭科を教えるには、県教委が許可する臨時免許が必要だが、同校は許可申請をせず、福祉コースの2年生14人を対象に週2回、家庭科の「家庭看護・福祉」科目を受け持たせていた。この14人はすでに卒業している。

 また学校側は19日、無免許授業を受けた昨年度の卒業生数を12人から9人と訂正した。該当する卒業生は計23人で、単位については県教委が今後の対応を検討中だ。在学生18人は、補習やリポート提出などで単位を補う予定という。

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