個人面談内容がLINE流出 滋賀の県立高

個人面談内容がLINE流出 滋賀の県立高
京都新聞 2013年7月2日(火)8時59分配信

 滋賀県湖東地域の県立高で6月中旬、生徒の氏名や登校状態など教諭が記した個人情報がスマートフォン(多機能携帯電話)無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じてインターネット上に流出していたことが1日分かった。
 高校によると、流出したのは、教諭が生徒との個人面談時に記したノートの内容。約30人分の氏名、家庭環境、不登校傾向や悩みを含む心身の状態、性格などが記されていた。画像などの形で流出しており、ページを撮影した可能性がある。
 高校側は流出を一部確認したが、約30人のうち何人分が流出したかや、どの程度拡散しているかは把握できていないとしている。
 高校の説明では、教諭が14日にノートを教室に置き忘れ、17日に生徒の1人がノートを見つけて持ち帰った。この生徒は別の複数の生徒にノートを見せており、高校は、このうちの誰かがLINEに流したとみている。
 19日に保護者から流出の指摘があり分かった。教諭が同日、教室を探したところ持ち帰った生徒の机にノートがあるのを見つけた。高校は、生徒約30人と保護者に謝罪。流出した学年の集会を開いて事実関係を説明した。

■LINE 利用者同士が無料通話やメッセージ交換できるアプリ(応用ソフト)。「トーク」と呼ばれるメール機能は、動画や写真も送れる。メールは、1対1だけでなく、グループをつくれば、複数の人に同時に送ることもできる。スマートフォンで、急速に利用が拡大している。

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