<食中毒>理科の授業でひょうたん食べ 児童16人 大阪

<食中毒>理科の授業でひょうたん食べ 児童16人 大阪
毎日新聞 2013年7月4日(木)21時39分配信

 大阪府は4日、理科の授業でひょうたんを食べた茨木市立小学校4年の9〜10歳の児童16人が、腹痛や吐き気を催す食中毒を起こしたと発表した。全員軽症で、既に回復している。茨木保健所はひょうたんに含まれる毒性が原因とみて調査している。

 府食の安全推進課などによると、児童28人と男性教諭(63)の計29人が2日午前の授業中、ひょうたん1個(長さ約10センチ、直径最大約5センチ)を薄くスライスして生で食べた。校内で栽培したひょうたんの生育状況を観察していたところ、児童から「食べてみたい」との声が上がり、教諭が応じたという。直後から児童16人が症状を訴え、うち男児3人が医療機関で手当を受けた。

 食用ではない「千成(せんなり)ひょうたん」で、府はウリ科植物に含まれる苦み成分ククルビタシン類が原因とみている。

 教諭は「児童と保護者に申し訳ない」と校長に話しているという。【熊谷豪】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする