大阪市立小学校の講師2人、無免許の状態で勤務

大阪市立小学校の講師2人、無免許の状態で勤務
産経新聞 2013年7月6日(土)9時22分配信

 大阪市教委は5日、今年4月に採用した市立小学校の新任講師2人が教員免許の取得手続きを怠り、約1カ月〜3カ月にわたり無免許の状態で勤務していたと発表した。教員免許取得には必要な単位を履修した上で、都道府県の教委に取得を申請する必要がある。2人は市教委に「単位を取ったので大丈夫だと思っていた。手続きの重要性を感じていなかった」と話したといい、市教委は「学校での書類のチェックが不徹底だった」と陳謝した。

 市教委によると、阿倍野区の市立小の女性講師(25)は、大阪府教委への申請が書類の不備で受理されなかったが、再申請を怠り4月8日から勤務。校長らに証明書類の提出を求められた際に「証明書類は後から届く」と嘘の説明をし、採用期間が終わる前日の今月4日、再申請を怠っていたことを告白した。

 淀川区の市立小の男性講師(25)は、府教委に申請しないまま4月1日から勤務。同月22日に申請が受理され、27日に免許が有効になるまで無免許状態が続いた。同校は証明書類の確認を行っていなかった。

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