生徒にわいせつ行為 男性教諭を懲戒免職 静岡
産経新聞 2013年7月11日(木)7時55分配信
県教育委員会は10日、女子中学生の体を触るなどのわいせつ行為をしたとして、県内の公立中学校に勤務する20代の男性教諭を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。県教委の今年度に入っての懲戒処分は今回を含め3件3人で、免職処分は初めて。
県教委によると、男性教諭は5月中旬、職務時間外に校外で数回にわたって面識がある女子生徒の体を触るなどのわいせつ行為をしたとしている。
6月初旬、担任が女子生徒の様子に不審を抱いて発覚。その後、男性教諭が勤務する学校長や県教委などが男性教諭から聞き取り調査して確認した。
男性教諭は「教師としてあるまじき行為をした。女子生徒や保護者など関係者に迷惑をかけて申し訳ない」と事実を認め、反省。女子生徒に好意を持っていたと話しているという。
県教委は「男性教諭の行為は強制わいせつ容疑にはあたらない」として警察への報告はせず、女子生徒の保護者も告発はしないという。県教委の安倍徹教育長は「県民の学校教育に対する信頼を著しく失わせるもので、深くおわびする。このような事態が発生したことを重く受け止め、再発防止に向けて指導を徹底する」とコメントしている。