麻薬を自宅で製造か 埼玉県立高校の事務職主任を逮捕
産経新聞 2013年7月17日(水)12時55分配信
自宅に麻薬「GHB(ガンマヒドロキシ酪酸)」を隠し持っていたとして、警視庁組織犯罪対策5課は、麻薬及び向精神薬取締法違反(所持)の疑いで、埼玉県立草加南高校の事務職主任、厚木勝成容疑者(43)=同県越谷市千間台東=を逮捕した。同課によると、自宅で製造していたとみられ、「自分で使用した」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、13日、自宅にGHBの液体約52ミリリットルを所持したとしている。
厚木容疑者がGHBの製造に使う劇物指定の薬品などを大量に購入したことを不審に思った東京都内の薬局が、同庁に通報して発覚した。GHBは麻酔薬として開発されたが、脱法ドラッグとして乱用されたため、平成13年に麻薬に指定。厚木容疑者は「規制以前から使用していた」と供述しているという。
埼玉県教育委員会は「職員が逮捕されたことは大変申し訳ない。事実関係を調査し、厳正に処分する」とコメントした。