湯河原中2自殺:3同級生を児相所長送致/神奈川
カナロコ by 神奈川新聞 2013年7月25日(木)23時45分配信
湯河原町立湯河原中学校2年の男子生徒(13)が4月に自殺した事件で、横浜家裁小田原支部(松井洋裁判官)は25日、生徒をたたいたとして暴行の非行内容で送致されていた同級生の13歳と14歳の男子生徒3人について少年審判を開き、いずれも児童相談所長送致とする決定をした。同支部は、理由を明らかにしていない。
少年法は、家裁が児童福祉法に基づいた指導が相当と判断した場合、児童相談所長に送致することを規定。送致後の措置として、児童福祉司や児童委員による指導のほか、保護者への訓戒などが同法で定められている。
県警などによると、生徒3人は今年2月下旬の正午ごろから午後1時ごろまでの間の5〜10分間、同校体育館で生徒の体を押さえ付け、背中などを紙筒で交互に数回殴打するなどしたとして6月、児童相談所に送致。県警はその後、別の5件の暴行をしていたとして追送致し、今月3日までに家裁小田原支部に送致されていた。
湯河原町教育委員会は16日、「日常的ないじめが自殺に関係した可能性がある」とする調査結果を公表。町教委は8月にも第三者委員会を発足させ、いじめと自殺の因果関係を詳しく調べる。