高校教諭2人懲戒免職 わいせつ行為/県教委
四国新聞 2013/07/18 09:44
女子高校生にキスなどのわいせつ行為をしたとして、香川県教委は17日、香川県仲多度郡内と香川県高松市内の香川県立高校に勤務する37歳と26歳の男性教諭をいずれも懲戒免職処分とした。2人は事実を認め「軽率な行為だった」などと話しているという。
香川県教委によると、37歳の教諭は2009年12月14日夜、当時勤務していた香川県三豊市内の高校から、自習で残っていた当時18歳の女子生徒を車で送る途中、「夜景を見に行こう」などと愛媛との県境に連れ出し、キスしたり胸を触った。今春、元生徒が県警に告訴して事案が発覚。香川県警は6月中旬、強制わいせつ容疑で教諭を書類送検した。
26歳の教諭は昨年4月、勤務先の香川県高松市内の高校の女子生徒2人とカラオケボックスに行き、1人とキスしたほか、同市内の居酒屋で飲酒し同じ生徒2人に対し「あほ。ぼけ」などと暴言を吐いた。今年6月上旬、別の生徒が他の教諭に相談して発覚した。
細松教育長は会見で「日ごろから教育者としての自覚を促してきたが、誠に残念。学校教育への信頼を損ねたことをおわびする」と謝罪した。
香川県教委はこのほか、を減給10分の1、2カ月の懲戒処分とした。また、を停職1カ月とし、教諭は同日付で依願退職した。