業者負担で食洗機買った…京大汚職事件の元教授
読売新聞 2013年7月26日(金)20時45分配信
京都大の設備調達を巡る汚職事件で、収賄罪に問われた京大元教授・辻本豪三被告(60)の被告人質問が26日、東京地裁であり、辻本被告は、贈賄側の医療機器販売会社「メド城取」(東京都世田谷区)側から渡されたクレジットカードで、「自宅で使うコーヒーサーバーやテレビ、食洗機などを購入した」と述べた。
辻本被告は、こうした私的な買い物や飲食代、車検費用などを同社側に負担させていたことを認めた上で、「(同社に架空発注して研究費を不正にプールした)『預け金』から支払われていると思っていた」と強調。これらの利益授受は、設備調達の受注で同社に便宜を図った見返りに受け取った賄賂だと検察側が主張していることに対し、「預け金を返してもらっているという認識だった」と反論した。
関連サイト