<奈良・中1自殺>第三者委員の弁護士が辞任届

<奈良・中1自殺>第三者委員の弁護士が辞任届
毎日新聞 2013年7月29日(月)20時43分配信

 奈良県橿原市で3月、市立中学校1年の女子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、市教委が原因究明のため設置した第三者委員会の委員で元同市顧問の北浦一郎弁護士(大阪弁護士会)が29日、市教委に辞任届を提出した。就任直前の6月末まで市顧問だったことに、遺族が「公正中立でない」と抗議。市内部からも懸念する声があったが、市上層部の意向で選任されていた。

 北浦弁護士は毎日新聞の取材に対し「委員会が静かな環境で調査できるよう、辞任した」と話した。

 第三者委は臨床心理や学校教育の専門家ら4人編成で、秋ごろに結論を出す予定。【矢追健介】

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