教諭が女子部員にわいせつ行為 岡山市が懲戒免職処分
山陽新聞 2013/8/6 21:30
岡山市の市立中学校で50代男性教諭が部活動中に女子部員の上半身を写真撮影するわいせつ行為をしたとして、市教委は6日、教諭を懲戒免職処分にした。
市教委によると、教諭は6月3日、腰の痛みを訴える女子部員の背中から腰にかけてテーピングを施し、上半身をデジタルカメラと携帯電話で十数枚撮った。7月6日には別の女子部員を同様に撮影した。
市教委の調査に対し、教諭は「わいせつ目的ではなく、手当ての効果を実感してもらうために撮影した。画像データも既に削除した」と釈明したが、市教委は撮影時の状況などから「わいせつ行為と言わざるを得ない」と判断した。
7月9日に部員らが別の教諭に相談して発覚、学校側は同17日まで市教委に報告しなかった。市教委は監督責任を問うとともに報告義務を怠ったとして、校長を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。
同市教委による懲戒処分は2012年度以降、6件8人目。山脇健教育長は「再発防止に向けてより一層強力に取り組み、教育の信頼回復に努める」とコメントした。