【ブラジル】著名人輩出の名門校で 教師が生徒にくじを販売

【ブラジル】著名人輩出の名門校で 教師が生徒にくじを販売
サンパウロ新聞 2013年10月1日(火)2時6分配信

 サンパウロ州立カエターノ・デ・カンポス校の教室内で教師がくじ引き抽選券を生徒に販売していたことが明らかになった。25日付の地元紙(電子版)が報じた。

 券は1枚2レアル(約90円)で売られ、抽選により賞品のタブレット型端末がもらえる仕組みだったという。抽選券を購入した15歳の女子学生は「小遣いだけではタブレット端末を買えないのでくじで当てたい」と語った。しかし法律専門家は、抽選券を学校内で売ること自体は違法ではないが相手が16歳以下の場合は保護者の許可が必要になると説明している。

 抽選券の売り上げは教材に充てられるとされていたが、サンパウロ州教育局では学校側は既に十分な予算を得ていると反論しており、今回の抽選券の販売については未確認だとしている。同校は1846年に設立された名門校で、これまでに作家のマリオ・デ・アンドラーデ氏やF1ドライバーのエマーソン・フィッティパルディを輩出したことでも知られている。

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