「日常的体罰」校長謝罪 浜松の私立高、保護者会で
@S[アットエス] 2013年9月22日(日)7時47分配信
浜松日体高(浜松市東区)の男子バレーボール部顧問の男性教諭(41)が部員に平手打ちの体罰を加えていた問題で、同校は21日、臨時の全校保護者会を開いた。松田清孝校長が「日常的に体罰が繰り返されていた」とする調査結果を報告し、謝罪した。
保護者会は非公開で約2時間半に及んだ。浜松日体中生徒の保護者も含め、約400人が出席した。
浜松日体高の塩沢敏隆教頭によると、出席者から「体罰を知っていながら止められなかったのか」と、学校側の問題意識の低さを指摘する声が上がった。副顧問の教諭は「見ていたが、止められなかった」と話し、陳謝したという。副顧問は、体罰の様子がインターネット上の動画サイトに投稿された岐阜県遠征には同行していなかった。
同校は同日、全校生徒と保護者、教員を対象にした体罰に関するアンケートを回収した。記名式で実施したことを疑問視する意見が保護者から多数寄せられたため、匿名で情報収集する方法の検討を急ぐ。
顧問の教諭は体罰問題発覚以降、「自宅待機」となっている。同校は入試を控えた3年生を中心に精神的なケアを考えるという。
静岡新聞社