個人情報:仙台の中学教諭、バレー部員名簿入りカバン盗難 /宮城

個人情報:仙台の中学教諭、バレー部員名簿入りカバン盗難 /宮城
毎日新聞 2013年09月16日 地方版

 仙台市教委は15日、市立中田中学校(約630人、川越清志校長)の男子バレーボール部顧問の男性教諭(26)が部員16人の緊急連絡網などの入ったかばんを盗まれたと発表した。個人情報が悪用された報告はないという。

 市教委によると、連絡網には部員の氏名と電話番号を記載。住所や保護者の氏名も記載した名簿・入部願書と一緒に、ファイルにまとめていた。名簿類を校外に持ち出すには校長の許可が必要だが、同校では部活動の緊急連絡目的では顧問の判断で持ち出すことができた。教諭は「16日の練習試合の予定が台風の影響で変わる場合に備え、連絡のためファイルを持ち帰った」と説明し、謝罪しているという。

 教諭は今年4月に採用。14日に午後8時半ごろから友人と同市青葉区の店で飲酒。15日午前3時ごろから一人で同区の勾当台公園で寝てしまい、午前5時ごろかばんがないことに気付いて交番に届け出た。かばんにあったクレジットカードが同7時までに同市泉区の店で計約17万円分の買い物に使われたことから盗難被害とみられるという。

 同校は15日に部員と保護者に説明。16日に臨時保護者会を開く。市教委は17日付で、「再発防止のため、個人情報の扱いを教員に徹底する」との通知を出す。【久木田照子】

シェアする

フォローする