市教委幹部ら謝罪 京都市の教員・職員相次ぐ不祥事

市教委幹部ら謝罪 京都市の教員・職員相次ぐ不祥事
京都新聞 2013年9月11日(水)22時49分配信

 道交法違反(酒気帯び運転)の疑いでが11日逮捕されるなど、本年度に入り、同市の教員・職員の逮捕者は6人に達した。逮捕者が13人に上った2006年度に再発防止を誓ったはずだが、不祥事が再び続出している。同日開かれた市議会の教育福祉委員会では市議から厳しい批判が出た。
 逮捕者6人のうち、市教委ではに続く2人目。委員会の冒頭、生田義久教育長ら幹部が頭を下げ、「おわびのしようがない。個人の問題ではなく、組織全体の問題として取り組まないといけない」と謝罪した。
 市議からは「立て続けにこういうことが起き、情けない」、「今まで通りのやり方ではいけない」など不祥事防止策に疑問の声が上がった。
 職員の不祥事をめぐっては、06年度に覚せい剤取締法違反などで逮捕者が続出。信頼回復に向けた抜本改革大綱を策定し、不祥事根絶を目指してきた。逮捕者は一時減少したが、再び増加している。
 このため市は今月1日から、市長部局や教委など5局に服務・業務監察を担当する監察監(局長級)を置き、綱紀粛正に向けて動き出した矢先だけに、市幹部から「はらわたが煮えくりかえる。根絶に向け徹底的にやる」との声も出ている。

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